発酵と言うとパンやチーズ、ワイン、ヨーグルト、酒や味噌と言った身近で良く嗜む発酵食品を思い浮かべますが、発酵食品についての歴史は古く、酢や酒は1万年前から存在していました。

まだ冷蔵庫等の保存技術がない時代、食品を保存するために発酵技術を駆使して食品保存を行っていました。発酵技術は、人間の叡智として培ってきたものが随所に感じられます。

また、発酵の際に生まれる、独特の香りも見逃せません。とても良い香りがする食べ物から、個性的で臭みを放つものもあります。

本展では、味噌、醤油、酒など日本古来の発酵食品や、世界各国の珍しい発酵食品についてその歴史や作り方また香りも併せて紹介します。おいしく栄養価が高い発酵の世界を独特の香りとともにお楽しみいただきます。